
「退職し、ある程度休んだので、退職したら何をすべきかについて考えてみました」
「中抜きについても考えてみました」
僕は、ブラックかホワイトかの境目のようなweb系企業(広告代理店)で働いていました。
職種はテクニカルディレクター。とは言っても、たかだか2年目の浅い知識でなんとかやっていました。
さらに、会社には広告の類に関する知識がある人はいるものの、ITに関する知識を持つ人は少なかったのが特徴です。
縦持ちデータのことを上司が、縦書きのデータのことですか?とか顧客に聞いたり、僕が作ったExcelのマクロを使ったレポートを、こんな誰かしかできないもの使うなよ…とか言ったり。。。
IT企業とは思えないほど、ガバガバな環境でした。
結局、ツールベンダとのあいだに入って調整をするだけの薄い仕事が嫌になったのでやめた次第です。
とはいえ、日本の仕事のなかに、仲介と称したいわゆる中抜きが多いのも事実です。
今回は、こんな状況下の中で、今後何をすべきかについて考えてみます。
サービスを作るか?中抜きか?
サービスを作るか、中抜きかの大きな違いは、仕事に「付加価値があるかどうか」だと考えております。
付加価値とは、原価に加えて、お客がお金をはらいたいと思う額のことを指します。
例えば、500円のお肉があったとしましょう。500円が原価になります。
ここに調理という付加価値がついて1,000円になります。
1,000-500 =500円が調理の付加価値になります。
この場合、お客は1,000円を出して、1,000円分のサービスを受けることができます。
料理人は、1,000円を使ってサービスを作ることができます。
一方で、中抜きは、出したお金と対価に不整合が生じます。
お客が1,000円までなら料理に出せるよ!と言った場合に、
料理人との間に中抜き業者が入って、仲介料の300円をとり、700円で料理人に1,000円クオリティの料理を作れ!(または、お客が1,000円出したにもかかわらず700円クオリティの料理を作らざるをえない)と命じて、お客か料理人が損をするような仕組みを作ります。
この仕組みのもと、料理人は薄利多売になり、お客は本来のクオリティとは異なるものに多額のお金を出す必要が生じてくるわけです。
中抜き業者だけがWINで、他は貧乏になっていく構図になります。
この中抜きがすざまじいのが日本という国で、広告代理店がこれを行なっております。
結局、お客と料理人などの生産者をマッチングさせるからお金をくれよ、というのが彼らの意見でしょうが、
そのマッチング料金(仲介手数料)が高すぎるのが問題でしょう。
不動産に就職、イベント、開発、転売から何から何まで、中抜きの現場があります。
さて、中抜きの方が楽に儲かるのも事実です。だって、仲介するだけですもの。
私は、中抜きでもうけるのは、もう嫌だなと考えたのが率直な思いです。
やっている仕事に熱意が持てないからです。辛い時に、何を自分はやっているのだろうか。。。
そう考えることが多いからです。
そこで、今は「教育」に力を入れていきたいと考えております。
退職して、暇な時間をどう過ごすか?
退職をして、暇になった時間をどう過ごすかで、今後の人生が大きく変わる!と勉強をするのも一つの手ですが
あえてそうはせず、ふとやってみたいことを毎日やるようにしています。
例えば、散歩をしたくなったらしてみたり、やったことない仕事をやってみたり、料理に凝ってみたり。。。
努力家であれば、大きく儲けたり幸せな人生が送れるかというとそうではない気がしているからです。
例えば、古い技術を今から極めても努力に対して大きな儲けが得られるとは考えにくいからです。
じゃあ、新しい儲かる技術を勉強すればいいじゃないか!と言われそうですが、その儲かる技術やサービスをこれだと見極めてコツコツやるのは至難のわざだったりします。
だからこそ、様々な経験や体験をして、今後の人生に活かそうと考えております。
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